Nulab Pass(ヌーラボパス)は、ヌーラボのサービス(Backlog、Cacoo、Typetalk)を利用する際のセキュリティとガバナンスを強化するサービスです。
管理対象アカウントによる統合的なアカウント管理、SAML認証によるシングルサインオン、組織のメンバーの操作を記録する監査ログを提供します。
管理対象アカウント
管理対象アカウントとは、組織の管理者による統合管理の対象となるアカウントです。Nulab Passを利用する組織でのみ作成できます。
ヌーラボアカウントとの違いは次の通りです。
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管理対象アカウント |
ヌーラボアカウント |
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アカウント管理 |
組織の管理者によるIDプロバイダー(以下、IdP)を用いた統合管理(※1) |
ユーザーが自分で管理 |
ログイン時の認証 |
SAML認証によるシングルサインオンでのみ(※2) |
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組織への所属 |
アカウントを作成した組織だけに所属できる |
複数の招待された組織に所属できる |
ヌーラボの2段階認証 |
利用できない(※3) |
利用できる |
利用できない |
利用できる |
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アカウント移行 |
ヌーラボアカウントに移行できない |
※1 IdP側でアカウント情報を変更しても、管理対象アカウントには同期されません。
※2 管理対象アカウントのログインはSAML認証のみでログインできます。よって、管理対象アカウントを利用するには、連携元とするIdPが必要です。
※3 管理対象アカウントはヌーラボの2段階認証は利用できません。また、Backlogの2段階認証を必須にする設定が有効でも、管理対象アカウントは必須の制限を受けません。管理対象アカウントで2段階認証を利用したい場合は、IdP側の2段階認証をご利用ください。
SAML認証によるシングルサインオン
管理対象アカウントは、SAML認証によるシングルサインオンが利用できます。お使いのIdPによる認証を経由して、ヌーラボのサービスにログインできます。この機能は管理対象アカウントでのみ利用できます。(参照:ヌーラボアカウントとの違い)
SAML認証によるシングルサインオンを利用するには、管理者によるNulab PassとIdPの設定が必要です。
監査ログ
組織内のメンバーがヌーラボのサービス上で行ったアクティビティのログを閲覧できます。監査ログはNulab Passを利用している間の最大で13ヶ月分が保存され、監査ログ管理者の権限を付与されたメンバーがCSV形式でダウンロードできます。
詳しくは監査ログの閲覧をご覧ください。
利用開始手順
Nulab Pass 製品ページのフォームから無料トライアルをお申し込みください。弊社側での手続きが終わり次第、ご利用いただけるようになります。
詳しくはNulab Passをはじめようをご覧ください。
料金
利用料金は組織内のユーザー数(管理対象アカウントとヌーラボアカウントの合計)に応じて変わります。
詳しくは、Nulab Passの料金プランページをご覧ください。